東芝・過労うつ病労災・解雇裁判
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裁判

平成16年(ワ)第24332号解雇無効確認等請求事件

   裁判提訴 2004年11月17日

          (弁護士が訴状を提出しました)
 

  提訴後記者会見が行われました。

  ●原告記者会見コメント

私は過重な労働と、部下の健康より業績を優先させる上司により、体調を壊し、3年前より会社を休職し、現在も療養中です。

休職期間が切れる前に、労災と認めてくれるよう会社に求めましたが、認めてもらえず、また、東芝労組から何の協力も得られなかったため、やむなく女性ユニオンに加盟し、会社との団体交渉に臨みました。「会社は悪どい」と女性ユニオンからは言われましたが、私は、東芝は不誠実なことはしないだろうと、自分の会社を信じていました。しかしながら、交渉では、会社は私の話しは全く聞こうとせずに最初から業務外と決め付け、さらには交渉途中にもかかわらず解雇通知を送りつけ、解雇日に退寮
しろと言ってきました。このような会社の不誠実な対応を、非常に残念に思います。

会社は、私の病気を労災と認め、労災が起きてしまった事を反省し、今後の職場の環境改善、特に管理者教育とメンタルへルスの改善に努めて欲しいと思います。

東芝の一社員として、会社の今後の誠意ある対応を期待します。

□原告感想
記者会見では「堂々としててよかった」と弁護士に誉められました。
最初に弁護士に「記者会見をする」と言われた時は、この事件はマスコミ報道されるほどの事なのか、と思っていましたが、翌日の新聞、インターネットに載っていました。特にネット上では「ヤフーのトピックス」に載っており、反響にびっくりしました。