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裁判
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平成16年(ワ)第24332号解雇無効確認等請求事件
第1回証人尋問 2007年5月14日 10:20〜16:30
出席者 原告側 川人弁護士 山下弁護士 原弁護士 重光由美
被告側 指定代理人1名
場所 東京地裁 710号法定 傍聴人35人
東京地裁に入廷する原告
■書面提出
○被告 5月14日(証人尋問当日) 甲13〜16号証(業務資料)提出
■全体
終日かけて、原告本人尋問、被告側上司F課長証人尋問が行われました
朝、電車のダイヤが乱れたため、20分遅れての開始となりました。
○原告重光由美主尋問 原告側山下弁護士質問 10:20〜11:20
○ 反対尋問 東芝側弁護士質問 11:30〜14:00
(12:00〜13:30 昼休み)
○ 補足尋問 裁判官質問
●被告側F課長主尋問 東芝側弁護士質問 14:10〜15:10
● 反対尋問 原告側川人弁護士質問 15:10〜16:10
● 補足尋問 裁判官質問 〜16:30
(時間は概要です)
証人尋問の内容は、今後UPする予定です
法廷スケッチ(友人画) 主尋問を受けている原告
■支える会ニュースより →支える会ニュースNo1(PDF:323KB) http://kaitsbrousai.web.fc2.com/newsno1.pdf
・原告の訴えに傍聴席から「なんてひどい会社だ」と
・部下が深夜遅くまで働こうが全く関心が無い東芝の課長
・課長は、部下が長期で会社を休んでも、頭痛であれば気にならない?
「頭痛だと部下が長く休んでも気にならないのか」の問いには課長は「頭痛だから気になりません」と強弁して回答。技術者と言う頭を使う職業の人が長時間労働が続いているさ中、仕事に使っている頭が痛いと12連休で休んでいるのに気にならないとは・・・
傍聴席から「それはおかしい」とブーイングが飛び交う証人尋問となりました。
そして、会社が提出した原告の当時のタイムカードは、「所属」が違うからニセモノとの原告主張に対し、東芝側は確かに所属は違うが、後になって印刷したので印刷した年の「所属」に変わったと主張。印刷するとデータベースの所属だけが変わる・・・使いづらい勤務管理システムですね??
東芝の主張が矛盾だらけでおかしいことがはっきりした証人尋問だったと感じました。
□原告感想
初めての証人尋問、正しいほうが勝つ、そう思いながら臨みました。
法廷スケッチ(証人尋問中の原告)
以下、原告ブログ(うつ病患者の裁判しながら日記)より抜粋 傍聴席を見渡すと、ほぼ満席でした。
傍聴席を見渡すと、最前列にスーツを着た東芝社員がずらっと座っていました。後から人数を聞きましたが、東芝社員の傍聴は8人だったそうです。
東芝側弁護士による反対尋問では 最初は、重箱の隅をつつくような、今回の労災事件と何か関係あるの?と思えるような細かい事をいろいろ質問されました。
休職中主治医を変えた事など。確かに途中で主治医を変えたりもしたけど、休職して2年経っての事なのに今回の解雇裁判と何の関係があるんでしょう?
その一つ一つに反論。
初診から2年分の膨大なページ数のカルテや、労働基準監督署の聴書(こちらも膨大です)など資料の隅々まで見ていろいろ粗探ししたんでしょうね。 おそらく、今回傍聴に来た東芝の社員8人で。
こんな業務に給料支払う東芝は全くの無駄使い、といいたくなります。
こんなことやってないで、普通の、会社の、人の役に立つ仕事させるべきでは・・・
そして午後1時30分から再び反対尋問開始。 今度は私が裁判所に提出した業務資料を東芝側弁護士が次々提示し質問する展開に。
「たいした業務じゃなかったでしょう」 って、あの・・・どこが・・・??
「これは大変な業務でしたよ。ほら、ここに名前が載っていて課の代表にされてて・・・」と、資料が出てくるたびに、当時の業務の過重さがどんどん説明できました。
「これだけの業務をやらされたんですよ、大変だったでしょう」 会社側弁護士が「そうですね・・・」と・・・
自分が主張したい事が言え、最後は気持ちよく反対尋問を終える事ができました。(ホントに!)
言いたいことがいえ、証人尋問というものはこれでよかったのかな? と思いながら証人席から原告席につきました。
弁護士から「良かったよ」と一言。あ、良かったんだなと安心しました。
問題の東芝側F課長の証人尋問
まず東芝側弁護士による主尋問開始。
内容は、事前に提出された「陳述書」の内容とほとんど同じ。 加えて、午前中の私の証人尋問出の発言を否定する内容。昼休みに、傍聴に来たメンバーで打ち合わせをしたのでしょうね・・・
続いて原告側弁護士による反対尋問開始 所詮は嘘をついている課長の証言は、弁護士から追及を受けて明らかにつじつまが合わなくなってきたのですが・・・、
それでも課長は「たいした業務ではありませんでした」と悪びれることなく堂々と発言していました。
傍聴席から「言っている事がおかしい」とブーイング
この人は言っている事がおかしいとわかっているのか? 何を考えているのか?反省など全くしていないのだ・・・
今思えば、このあたりから記憶がぼんやりしていたように思います。
当時、体調不調を訴えた私に、「わかった」とそう言いながらも仕事をおしつけてきた課長。 その当時と証人尋問での課長のおかしな答弁が重なったのかも知れません。
記憶が飛んだ理由は良く分かっていません。記憶をなくす必要があるほどの心の傷を課長から受けたのでしょうが、思い出さないほうがいいから記憶が飛んでしまうのだそうで、無理に思い出さないほうがいいそうです。
最後の裁判官からの質問は、私に有利と思えるもので、それでほっとしました。
そして帰路につき、当日はひどく疲れて眠りに就いたのですが、 数日後に解離症状を起こして記憶が飛び、体調がひどく悪化したのでした。
現在少しずつ回復中です。
詳細は原告ブログ(うつ病患者の裁判しながら日記)http://shigemitsu.blog40.fc2.com/blog-category-11.htmlをご覧ください
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