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裁判
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平成16年(ワ)第24332号解雇無効確認等請求事件
第12弁論準備(非公開) 2006年9月27日 16:00〜
出席者 原告側 川人弁護士 山下弁護士 重光由美 (傍聴人3名)
被告側 指定代理人1名 深谷工場総務部長 総務課長
場所 東京地裁民事11部
■全体
原告の「週報」について、原告側が8月28日に「文書提出命令申立」(裁判所から強制的に提出させてくださいという書類)を提出したところ、被告より9月25日に「意見書」で正式に「社外秘であるため提出しない」と回答がありました。そのため、裁判官が「週報」を強制的に提出させるかを判断するため、原告が「週報」の見本を書くことになりました。
原告側が、5月に会社側に提出を求めた、発症当時(5年前)の就業規則と労使協定は、未だにすべてが出てきません・・
■書面提出
○原告側より 8月28日「文書提出命令申立に関する補充意見書」提出し、原告の「週報」を提出するよう要求
○被告側より 9月25日「意見書」提出を、「週報」は社外秘に当たるため提出しないと文章で正式に回答
その他の書面
○原告側より9月27日 自殺した原告同僚Kさん遺族の陳述書提出
○被告側より9月27日 乙8〜10号証 平成12・13年の東芝の労使協定提出
■弁論準備
30分程度で終了しました。
被告側
・労使協定は提出した。残りは2週間程度(10月11日頃まで)で提出する。
・「作業日報:週報DB」は社外秘の書類なので提出しない。
裁判官
「作業日報:週報DB」がどの様なものかわからないので、「作業日報:週報DB」の具体的事実(見本)と、「作業日報:週報DB」により立証できる事を原告は文章で提出してください。
原告側
すべての反論文章を10月末までに提出します。
裁判官−次回は11月6日14時30分からとします。閉廷。
□原告感想
またも、会社側の書類提出は当日でした。
そして相変わらず、「私の業務資料」は社外秘だと主張して全く提出しようとしません。
慣れましたが、なんとかならないんでしょうか、このネチコイと言うか、セコイと言うか、 なんなんでしょう、裁判とはいえ非公開で密室で行われることだと、東芝は対社員に対して、こういう態度とるんでしょうか。
消費者を意識して、グローバルスタンダードを自ら名乗ってる会社が、と、あきれる対応でした。
私が病気になった当時(5年前)の就業規則・労使協定等、5ヶ月前に請求してるんですけど、なんと、いまだに全て出てきません。小出しに出され、まだ探している最中だそうです。
「東芝の就業規則なんてきちんと管理してるでしょ、さっさと全部だせ!」と、言いたくなるのをこらえて、 「現在の規則はあるんですけど当時のものが見当たらない」だとか、 「たくさんあるので関係ある資料を限定するのに時間がかかっている」
とか、ぐちゃぐちゃ言ってくる会社側の、引き伸ばしのような言い分を聞いおりました。
疲れるます…
当時の私の週報(業務関係の資料)は、相変わらず「社外秘なので提出できません」の繰り返しです。 本当に会社は楽ですよね、「社外秘」と言う言葉で全ての資料を提出しなくてすむのですから。
たかが1技術者である私が、当時の業務の進捗を書いた週報、正式な報告書でも機密書類でもなんでもない、それが技術が流出して今の会社が困るほど機密性の高い資料なのでしょうか。5年前の業務なんですけどね、まだ、WindowsXPが発売されて無かった頃の技術です。
業務が過重でなかったと主張しているのだから、その過重でなかった業務内容を、資料を提出して証明してほしいものです。
5か月前に会社側に請求した、就業規則関係の資料と、週報、これらを出す出さないのやりとりがずっと続いていて、毎回、また、会社は提出せず…
と、呆れるばかりの裁判、いったい、いつ終わるんでしょうか・・・?
早く先に進んでほしいですね 。
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