東芝・過労うつ病労災・解雇裁判
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行政訴訟(労災不支給取消し訴訟)

平成19年(行ウ)第456号 療養保障給付不支給処分取消等請求事件

証人尋問 2008年12月18日 14:00〜16:00


出席者  原告側 重光由美 川人弁護士 山下弁護士 小川弁護士 島田弁護士  
       被告(国)側 代理人2名
       傍聴人14人 
場所   東京地裁 631号法廷

■全体
午後2時より約2時間かけて、証人尋問が行われました。
被告(国)からの証人申請が無かったため、証人は原告のみとなり、証人尋問は今回の1回だけで終わりました。
次回の裁判は、結審(最終弁論期日)2月23日13:10〜となりました。

法廷スケッチ(友人画) 国側代理人(右側起立の人)より反対尋問を受ける原告


審議を聞く判官(中央裁判長、左陪審(右側))


  ○原告重光由美主尋問   原告側代理人質問  14:05〜14:55
  ○        反対尋問   国側弁護士質問   14:55〜15:30
  ○        補足尋問   裁判官質問      15:30〜15:45
  


□原告感想
証人尋問当日は、開始の1時間半前に弁護士と待ち合わせ、1時間程度の最終打合わせをしました。
打合せ後、ホームページや支える会会誌で告知していた法廷が間違っていたことが判明、証人尋問開始直前にその対応にあたふたと終われました。顔見知りの方々には連絡する事ができたのですが、東京地裁に来て法廷が分からず傍聴できなかった方、申し訳ありませんでした。


証人尋問終了後、東京地裁前で原告
当日は冬至の前日だったため、証人尋問終了は午後4時頃にもかかわらず、東京地裁を出ると外は既に暗くなっており、小雨のようなあられのようなものが降っていました。


 1年前半に行われた東芝との裁判での証人尋問では、東芝側弁護士の質問に反論すると、「そんなことないでしょ」等と何度もしつこく突っ込まれました。その質問全てに反論し、最終的には逆にこちらの主張を、東芝側弁護士に「そうですね・・・」と何度も認めさせることができました。そして、証人尋問終了後、解離症状を起こして不思議な世界を数日さまよった後、証人尋問そのものの記憶を飛ばしてしまい、体調が大きく悪化しました。
今回の被告国側反対尋問では、業務の内容についての質問が主でしたが、私の返答に対して代理人が突っ込んだりさらに反論することは無く、代理人の質問に私がただ答え、次の質問に進むという形となり、反対尋問は本当に淡々と進みました。

劇的といっても良いくらい印象の強かった東芝との裁判での証人尋問と比べれば、今回の行政訴訟の証人尋問は、あっさりと終わりました。
なんともあっさり終わったけど大丈夫かな、と思っていたら、東芝との控訴審から加わった弁護士から「たいへんすばらしい証人尋問でした」と言って頂きました。

証人尋問は、裁判のハイライト、証人尋問で判決が決まるといっても過言ではないと感じています。1度目の東芝との証人尋問では、何も考えずに証人尋問に望みましたが、2度目は、これで判決が決まるんだ、と言う思いからか、相当緊張してしまい、極度の緊張と疲れから証人尋問後、体調を崩してしまいました。

やるだけのことはやったという思いがあり、証人尋問終了後の疲れは大きかったものの、今は、精神的に楽になった気がします。

裁判は次回いよいよ結審、そして判決です。

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