東芝・過労うつ病労災・解雇裁判

 
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 労災申請するまで
 1.休職後 
 2.会社と交渉
 3.団体交渉
 4.労災申請・解雇
 労災申請してから
 5.労働基準監督署訪問
 6.労災不支給決定
 審査請求
 7.審査請求提出
 8.審査請求棄却
 再審査請求
 9.再審査請求提出

労災申請・解雇

労災申請 (2004年9月8日労災申請申請) 
解雇    (2004年9月9日)

5.労働基準監督署訪問と呼び出し

● 2004年9月8日 熊谷労働基準監督署に労災申請

次の2つの申請書を弁護士と提出に行きました。(労働基準監督署は相変わらずお役所対応でした…。)
  ・「療養補償給付たる療養の費用請求書(7号)」 (治療費の請求)
  ・「休業補償給付支給請求書(8号)」 (休業中の賃金の80%を請求)

● 2004年12月2日 弁護士と労基署訪問1回目

弁護士が、今回の労災申請の概要について、裁判提訴している等の説明を担当監査官にしました。

● 2004年12月8日 労基署の聴書作成開始

 12月13日、12月20日、1月11日 と4日にわたる調書作成
最初の1日は、業務内容の説明(液晶とは、生産技術とは、ドライエッチングとは等々)で終わりました。
2日目以降は当時の状況を細かく聞かれました。当初、聴書作成は2日間と言われていましたが、なぜか長くなり、結局4日かかりました。
当時の業務資料を用いて、涙ながらに当時の状況を説明しました。というか、当時の説明しながら、どうしてこんなに働かされなくてはならなかったのかったのか、なんて辛い思いをしたんだろうといった思いが強く込み上げてきて、自然と涙ぐんできました。聞いていた監査官の態度も、こころなしか「そりゃ、ひどいな〜」と思っているように感じました。

● 2005年1月14日 労基署より医療資料を開示するための同意書送付

受診した病院・会社産業医のカルテ等を入手するため、そのための同意書を書いてくださいと言う書類が労基署より届きました。同意書は次の日に押印して提出しました。 

■ 2005年1月24日 裁判第1回公判

原告が意見陳述書を読みました。

このころ、12月からの労気署の聴書作成、裁判のための意見陳述書作り、労基署へ提出する陳述書作りと書類の作成が重なり、非常に体調が悪化しました。

● 2004年3月29日 弁護士と労基署訪問2回目

労基署の調査にあまり進展はないようでした。(初めての事でよくわかりませんでした)

● 2005年4月6日 弁護士指定の医者訪問

約2時間かけてその医院に行き、医者と約半日の面接の後、業務上と認定してもらいました。
意見書作成代は20万円かかりました。(予想外の出費でした・・・)

● 2005年5月24日 弁護士と労基署訪問3回目

労基署の調査は、会社・総務関係者の聞き取りを行っているとのことでした。
医者の業務上であるという意見書を提出しました。

● 2005年7月8日 弁護士と労基署訪問4回目

労基署の調査は上司・同僚からの聞き取りを行っている、資料を9月までにまとめて、9月の労働局の精神部会(労働局の医師が業務上・外を決定する会議のようなもの)にかける、とのことでした。

● 2005年7月8日・7月20日 労基署の聴書作成2回目

1月の聴書作成に引き続き、2度目の調書作成でした。
会社は、私が提出した訴状や書面を元に、私の業務が過重でなかったとするストーリを綿密に作成し、労基署に説明したようで、それを調査するために今回の聴書作成が行われたように感じました。裁判で、見た事も無いタイムカードを提出したくらいですから、労基署にも偽の資料を会社が提出した事は大いに考えられます。裁判と違って、労基署に会社が提出した書類は、残念ながら私は確かめる事はできません。
会社の対応にあきれると同時に、精神疾患の労災認定は、容易ではない事を感じました。
労基書には公平な審査をしてもらいたいものです。

■ 2005年8月27日東京過労死家族の会の茶話会に参加

他の人の事例で、労働基準監督署の対応のひどさに驚きました・・・労災行政とは?
それに比べて、私の事例は、認定されて当然の事例であると感じました。
東芝初の過労死労災認定された方の遺族、渡辺さんと知り合いました。

● 2005年8月31日 支援者の方と労基署に意見書提出

支援者5人と押しかけ、意見書74通提出しました。
精神部会は予定通り9月にかけるとのことでした。

● 2005年9月27日 弁護士と労基署訪問5回目

裁判(第5回弁論準備9月21日)から一週間後だったため、裁判での疲れが取れず、起き上がれず、訪問を欠席しました。
後からの報告で、9月の精神部会で結論が出なかったため、10月に、3度目の精神部会にかけるとのことでした。

その後弁護士が電話で労基署に問い合わせたところ、10月の精神部会で結論が出なかったため、11月に4度目の精神部会にかける、そのために本人・会社双方から聴書作成を行うとのことでした。
精神部会でなかなか結論がでない・・・なぜでしょう?

● 2005年10月18日 労基署の聴書作成3回目

30分程度で終了しました。今回の聴書の内容が、そんなに労災認定に関係するようには思えませんでした。
意見書追加提出しました。意見書合計147通

● 2005年12月2日 弁護士と労基署訪問6回目

 11月の精神部会でなんらかの決定が出たようですが、労災認定結果が出るのはまだ先になるそうです・・
申請から1年3か月。そろそろ認定結果がでてほしいものです。
意見書追加提出しました。意見書合計160通

● 2006年1月23日 労基署より「労災不支給」通知

1月24日(火)に労基署より書留が届きました。
なんと「労災不支給」!
通知書には「本件の疾病は、労働基準法施行規則第35条別表第1の2第9号に定める業務に起因する事の明らかな疾病とは認められないので、不支給と決定しました。」と書いてありました。

呆然として信じられませんでした。

これ以降は労災申請不支給へ続く

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